関西ペイント Fri, 25 Apr 2025 07:33:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.1 築城400年、福山の人々を見守る日本城郭の最高傑作 /kp-stream/insights/15/ Mon, 24 Mar 2025 02:12:47 +0000 /?post_type=insights&p=22262
  • 生まれ変わった福山城

     

天守閣から一望できる福山市。福山城の建つ場所は、もともと「蝙蝠(こうもり)山」と呼ばれており、「蝠」は「福」に通じることから「福山」と称されることとなりました。実は市章も蝙蝠と山をかたどったものです。そんな福山市のシンボルとも言える福山城は、徳川家康のいとこである水野勝成(かつなり)が約400年前に築城しました。日本唯一の鉄板張りの天守は圧巻です。この天守は、2022年に築城400年を記念して行われた「令和の大普請(だいふしん)」で現代によみがえりました。

 

 

  • この度の記念事業で実施された天守閣や白壁などの修繕には、関西ペイントの塗料「アレスシックイ」が使われています。

    従来お城の塗装には、「漆喰(しっくい)塗装」という伝統的な技法が多く用いられています。本来、漆喰はさまざまな機能を備える一方で、塗る為には職人さんの特殊な技術を必要とします。
    今回の改修で福山城に採用された「アレスシックイ」は、そんな伝統的な漆喰の機能を備えつつも、塗りやすさやメンテナンスのしやすさを獲得した、「未来の漆喰」ともいえる画期的な塗料です。

     

     

  • 塗装会社さんへQ&A!

     

    実際に福山城の塗装を担当された藤井塗装株式会社の社長である藤井さん(以下藤井社長)にお話しをお伺いしました。

    藤井塗装は、70年以上もの間福山市で住宅の塗装などを行っています。最近では、毎年催される福山市最大のイベント「福山ばら祭」のメイン会場であるばら公園にある歩道橋の塗装を終えたばかりで、一般住宅にとどまらずさまざまな場所で塗装を行い、地域に貢献されています。 

アレスシックイは「未来の漆喰」
Q. まずは、「アレスシックイ」が福山城のどの部分に、どのように塗られたかを簡単にお話しいただければと思います。

 

藤井社長天守閣をはじめ塀や小建物等の全ての白壁(しらかべ)に塗られています。弊社が担当したのは外周を囲む土塀(どべい)・湯殿(ゆどの)※現代の浴室等の白壁です。本来の漆喰は左官という主に「こて」を使用して塗りますが、「アレスシックイ」は塗料ですので、ローラーで塗ることとなります。

 

 

Q. 「アレスシックイ」は漆喰や他の一般塗料と比べたときに何か違う部分や特徴はあるのでしょうか?


藤井社長「アレスシックイ」は、本物と言いますかやはり“漆喰”なんです。塗料とは違い昔ながらの材質の風合いが感じられます。さらに、“ローラーで塗れる漆喰”ということに付加価値があると思います。左官の技術は塗装技術とはまた違います。塗装の方が作業工程も早いですよね。

「アレスシックイ」の塗られた壁面は、ひんやりしています。普通の塗料で塗装した壁は、下のコンクリートが熱くなれば塗装面も熱くなりますが、日本家屋などの漆喰の壁が冷たいのと同様に、「アレスシックイ」の壁も涼しさを感じます。本物の漆喰と同等の機能を持ちながらも塗装の技術で塗れるという点が、「未来の漆喰」といえる最たる理由です。

福山市民にとって身近な存在
Q. 福山市民である藤井社長にとって福山城とはどういう存在ですか?


藤井社長福山城は市内の至るとことからよく見えます。福山駅はお城の堀の上にあって城郭内に線路が乗り入れているという話の通り、駅の真裏にあります。実は私の通った小学校の学区内に位置していて特に身近な存在でした。そして何より塗装事業を親子3世代で福山市に密着でやってきました。ですから、福山城はとても身近な存在です。

 

福山市で育った人々にとって身近な福山城。

これから先の未来へ福山城を残していくために、今回の大改修はとても重要な意味を持ちます。塗料は、ただ色を付けるだけではありません。被塗物(ひとぶつ)にさまざまな色彩を与えることはもちろん、建物を守る役割もあります。
大改修から約2年。当社の塗料は今も、福山城を雨や風から守り続けています。

 

 

福山城、これから先の未来へ

 

  • 400年もの間、福山市を見守ってきた福山城を次世代へ繋ぐために、≪今≫努力する人々がいます。

    福山城というシンボルが、歴史が。これから先の未来へ末永く受け継がれていくために、福山城を美しく保ちながら守ることができる塗料で、当社も貢献しています。

     

コンセプトムービー

 

 

 

◇福山城公式HP

天守

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小田原城 ODAWARA CASTLE /kp-stream/insights/3/ Mon, 20 Nov 2023 09:36:29 +0000 /?post_type=insights&p=2050

後北条氏5代の夢のあと。
戦国最大級の城郭を誇った小田原城

相模湾を望む東海道の要所に位置する小田原城。
伊勢宗瑞(北条早雲)に始まる小田原北条五代の拠点として、上杉謙信や武田信玄の包囲をも退けた難攻不落の城は、八幡山から相模湾を巡る最大で全長9kmの「総構」(そうがまえ)を備えた超巨大城郭でした。
しかし多くの大名を従えた豊臣秀吉との小田原合戦により、開城。戦国時代は終焉を迎えます。
現在では天守閣を中心に城址公園として整備され、「常盤木門」「銅門」などの建造物、深く水を湛えた堀など、防御施設としての構造を自由に見学することができます。
また、1960年に復興された現在の天守閣内部は歴史資料の展示施設となっており、海外からの観光客を含む多くの人びとが訪れ歴史に思いを馳せています。

コンセプトムービー

生まれ変わった天守閣
平成の大改修

陽光を受けまばゆく照り映える白壁の天守閣。
老朽化に伴い平成27年~28年にかけて行われた平成の大改修により、耐震補強などの工事とともに外壁の全面塗装が行われました。
そこで使用されたのが、関西ペイントの漆喰(しっくい)塗料です。
古来用いられてきた漆喰本来の良さを活かし、風合いを損なうことなく優れた機能を最大限に発揮する塗壁材により、風情を保ちつつも沿海地での風雨に耐える強度を持たせています。
これからも四季折々の景観の中で白く輝くその姿を保ち続けることでしょう。

公園内にはかつての漆喰塗りの白壁構造が分かる展示もあり、古来の技術を見学することが出来ます。

日本の伝統素材 漆喰とは?
古代の海からの贈り物

海底のサンゴは共生している微生物と共に、海中の二酸化炭素を取り込み、石灰質(カルシウム)の骨格をつくる特性があります。
漆喰の主成分である消石灰は、遙か古代の海のサンゴがもととなって生まれた石灰石を焼成・消化したものなのです。
島国である日本はこの資源をふんだんに有しており、国内で生産可能な数少ない資源といえます。
そのため伝統素材として古くから塗壁材として建築物に用いられてきた漆喰は、自然素材の独特の風合いと質感に加え、アルカリ性の性質による防カビ性や、微多孔質な構造による吸放湿性など、多くの優れた機能を備えており、近年その効果が見直されています。
しかし従来の漆喰壁は高度な左官技術を必要とし、時間がかかるものでした。
関西ペイントの漆喰塗料は一般的な塗装方法での施工を可能とし、漆喰本来の機能を生活に活かす事を実現しました。

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「抗ウイルスパーテーション」を寄贈、新型コロナウイルスワクチン接種会場での感染対策支援に /kp-stream/sustainability/5/ Fri, 30 Jul 2021 10:55:15 +0000 /?post_type=sustainability&p=316

新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、不特定多数の人が集まるワクチン接種会場での感染対策が求められています。そのような状況の中、接種を受けられる皆様や医療従事者の方々に少しでも安心できる環境を提供できるよう、当社の東京事業所所在地である東京都大田区の蒲田医師会へ「抗ウイルスパーテーション」50枚を寄贈させていただきました。

今回寄贈したパーテーションは、抗菌・抗ウイルス・消臭などの多様な機能が見直されている自然素材・漆喰(消石灰)を活用した製品です。当社では安全な住環境をお客さまに提供するため、漆喰の有効性に着目し、独自技術による塗料化や、漆喰塗料の抗ウイルス効果について長崎大学をはじめとした研究機関と連携した実証実験も長年行っており、昨年には新型コロナウイルスに対しても漆喰塗膜に接触すると僅か5分で99.9%以上感染力が低減することを確認しました。

パーテーションにはこの漆喰塗料をコーティングしたシートが貼られており、医療機関による最先端の感染対策ケアユニットにも実験採用されているものと同様の仕組みとなります。また軽くて丈夫なハニカム段ボール製ですので簡単に組み立てられ、廃棄が容易なことも特徴です。当社は、今後もワクチン接種会場や医療現場への抗ウイルス製品提供をはじめ、感染の不安が少しでも低減されるよう支援を行ってまいります。

  • 一般社団法人蒲田医師会(東京都大田区)との寄贈式の様子一般社団法人蒲田医師会(東京都大田区)との寄贈式の様子
  • 抗ウイルスパーテーション抗ウイルスパーテーション
  • 蒲田医師会からいただいた感謝状蒲田医師会からいただいた感謝状
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